五月の陰の下、韓国らしい趣を求めて京都の静かな街、東九条を歩きました。 大阪の鶴橋を思い描いて足を運んだそこは、思っていたのとは全く違う風景で私を迎えました。 あちこちに残された数多くの足跡が語る過去と現在、そしてその間を行き来する人々の人生が調和していました。 日本の趣の中に溶け込んだ異国の文化とともに、すべてが共存する空間。 東九条はまるで時間が止まったように、過去と現在、そして多様な文化が一つになった独特の調和を成していました。